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2018.6.11

ウェディング大百科|フォトウェディングユーザー必見

プロポーズ

ご結婚おめでとうございます。「ウェディング大百科」は、婚約から結納、挙式、披露宴、二次会、新生活に至るまで、ふたりの結婚に関する“知りたい”が丸ごと分かるお役立ちページです。本来の意義にスポットをあてながら、ウェディングの大切さを解説。しっかり読んで、結婚準備を楽しく進めましょう。※「ウェディング大百科」のデータは、すべて「コートドオールウェディングオンライン」編集部調べです。

結婚準備チェックリスト

結婚式・披露宴・二次会ハネムーン・新生活諸手続き
・ご両親への挨拶

・挙式・披露宴の予約

・挙式のスタイル(神前式・チャペル式・人前式・海外挙式)など

・結納・顔合わせについての相談

6ヶ月前頃・婚約指輪、結婚指輪

・結納返し

・招待客リストの作成。

・媒酌人、仲人の検討

・手作りアイテム(ウェルカムボード・招待状・席次表・席札・リングピローなど)について検討

・衣裳選び

・前撮りの検討

 ・新居について検討

・ハネムーンの検討

 ・会社、上司への報告を検討

・健康診断、ブライダルチェック

 3ヶ月前 ・結婚指輪の購入

・招待状作成

・ブライダルエステの検討

・歯のホワイトニングの検討

・二次会の検討

 ・ハネムーンの予約

・新居の決定

・引越し準備

・家具・家電製品・生活用品の検討

・パスポートの期限確認

 ・結婚後の仕事について決定
 1ヶ月前・招待状の返信で出欠チェック

・遠方者の交通手段、宿泊の確認

・ブライダルネイルの決定(オーダーチップの場合は約1ヶ月目安に)

・披露宴、パーティの詳細・進行決定

・司会者打ち合わせ

・衣裳合わせ、かつら合わせ

・前撮りの実施

・引出物の決定

・両親へのプレゼント検討

・二次会の案内状の作成、幹事への依頼

 ・新居の決定、荷物入れ

・家具・寝具・家電製品の購入

・ハネムーンの詳細決定

・保険の見直しを検討

 ・新居の不動産契約

・電話工事、ガス、水道工事の依頼

 2~1週間前 ・披露宴の列席者の出欠確認、席次の決定

・衣裳関係の確認

・新婦の手紙、新郎の挨拶の検討

・心付け用の検討

・媒酌人、受付係への再確認

・結婚指輪等の準備物確認

・会場料等の支払いの確認

 ・あいさつ回りの確認

・トラベラーズチェック&外貨の準備

・おみやげリストの作成

・ハネムーン荷物確認

 ・婚姻届・戸籍謄本の準備

・役所に転居届の提出
・ガス・水道・電気・電話会社に使用開始の連絡

 当日 ・両親への挨拶

・心付け、ご祝儀の管理

 ・婚姻届の提出
 挙式後 ・ハネムーン帰国後挨拶

・結婚報告ハガキ

・内祝の準備

 ・免許証・預金通帳・病院の診察券等の名義変更の手続

 

婚約

weddingプロポーズに「イエス」と答えたら、「婚約」。大切なスタートだから、「ケジメ」をきちんとカタチにしよう!

相手の両親の呼び方は「○○さんのお父さん」

ふたりの間で結婚を約束し合ったら、お互いの両親へあいさつに行こう。できるだけ早く訪れるようにして。食事の時間帯は避けるなど両親の都合を配慮しながらスケジュールを組もう。服装は、スーツやワンピースがベスト。訪問した時、相手の両親は「○○さんのお父さん」「○○さんのお母さん」と呼ぶのが無難。お互いのこともきちんと「○○さん」と呼び合えば、きっと好感を持たれるはず。季節の果物やお菓子などの手土産を忘れずに。あまり高価なものでなく、もらって負担にならないものを選ぼう。何にしようかと迷う場合は、あらかじめ相手の両親の好みを聞いておこう。最初は緊張するのが当たり前。マナーを守って思いやりを持って行動すれば、相手の両親に気持ちはちゃんと伝わるはず。

婚約記念品の定番はやっぱりリングが主流

「婚約記念品」は、婚約の証を目に見えるカタチとして表したもの。記念品を互いに贈り合い受け取ることで、婚約が成立したことを確かな事実として受け止めることができる。男性から女性への贈り物としてはリングが代表的で、女性から男性へは腕時計やスーツなどの実用的な品が多い。高価な物が良いというワケではないから、無理のない金額でセレクトしよう。

リング

wedding

エンゲージもマリッジもかけがえのない「思い」

ブライダルリングは、「エンゲージリング」と「マリッジリング」の2種類。「エンゲージリング」は婚約の記念に新郎が新婦へ贈るリング。受け取って左手の薬指に着けるという花嫁の行為が、新郎からのプロポーズを受け入れることを表している。最近は、「結婚をしてからも身に着けていたい」という花嫁が多く、ツメが低い普段使いしやすいデザインも人気。「マリッジリング」は挙式で交わした永遠の約束を託したリング。互いの絆がカタチになり、毎日の生活の中でずっと薬指に輝き続けていく。どちらもふたりのかけがえのない思いが詰まった宝物。「婚約」「結婚」それぞれの思いを込めて、納得のいくリングを選んで。

左手の薬指にはめるのはそれが最も弱い指だから

ブライダルリングを左手の薬指に着けるようになった背景にはいろんな説がある。昔から、左手の薬指は、特別な意味を持つ指と考えられてきた。例えば、両手10本の指の中で左手の薬指の血管だけが心臓につながる尊い指だからという言い伝えや、左手の薬指はふつう最も使わない指だから指輪を大切にできるという説、最も弱い指にはめることで、お互いの弱さを支え合おうという説…。いずれにしても、お互いを認
め合う印としての役割が込められている。

輝きを重視したいダイヤ選ぶポイントは「4C」

ブライダルで人気の石はやっぱりダイヤモンド。「清浄」「無垢」というダイヤの持つ意味や華やかで美しい輝き、硬質さなどが人気の理由。選ぶ時のポイントとなる「4C」は?

Carat(カラット):重さを表す。 重いほど高価。1ct=0.2g

Clarity(クラリティー):透明度の基準。 キズや内包物が少ないほど 価値が上がる。FL~I まで

Color(カラー):色を表す。完全無色から 黄味を帯びたものまである。 グレードは、D~Z

Cut(カット):カットプロポーション、対称性、研磨状態の3 つの基準があり、それぞれランクは 5 段階。 最上級はトリプルエクセレント

結納

結納品挙式&披露宴と同じくらい、ふたりのスタートにとって大切なけじめとなる結納。まずは、意味をしっかり知ることから。

新郎から感謝を伝える大切な場所「する」「しない」の前に大切な意味を理解しよう

「結納って、別にしなくてもいいんじゃない?」「昔ながらのしきたりには抵抗があるし…」。確かに、しきたりにとらわれ過ぎる必要はないけれど、「面倒そうだから」というだけでやめてしまうのは、考えてほしいトコ
ロ。挙式・披露宴と同じように、結納式もふたりのけじめを表す大切なもの。「する」「しない」の結論を出すのは、結納が持つ本来の意味を十分に理解してからでも遅くないはず。

花嫁の両親に感謝を伝え新郎の誠実を示す場

結納は、「妻となる彼女を、今日まで大切に育てていただき、ありがとうございます」という気持ちを込めて、新郎が新婦の両親に「帯、一筋」「小袖、一重」を贈ったことが始まりと言われている。1、000年以上も続く心の贈り物で、感謝とねぎらいの気持ちを伝える儀式。それが、元々の姿。そうと知ったら、新婦が「堅苦しそうで面倒だから」と言っても、新郎は「そうだね」と簡単には返事ができないはず。結納は本来、男性側が積極的にリードして進めていくものだから。

顔合わせとの違い、両家を引き合わせる食事の席が顔合わせ

並列に語られることが多い「結納」「顔合わせ」だけど、もともとの意味はまったく異なっている。「結納」については、上記の通り。「顔合わせ」はお互いの家族同士を引き合わせる行為を指す。食事の席を設けることがほとんどで、結納の前に執り行い、結納や結婚について両家でしっかりと話し合う。

結納品|「健康」「長寿」「幸福」…縁起を担ぐ結納品の数々

日本では昔、両家が親族になることを約束するために酒を酌み交わし、婚約を祝う儀式が執り行われていた。その時の酒肴を「ゆいもの」と呼び、これが結納品に変化したと言われている。ゆいものは、酒や肴から花嫁の衣裳や装寝具になり、その土地や風土、習慣に合わせて、多少変化してきた。基本の5品のうち、帯料、松魚、家内喜多留の3品はそれぞれ、帯を使う機会がなくなったり生の魚の扱いに困ったりと、近年お金に代わるようになった。結納式はお金を差し上げる儀式のように誤解されることが多いが、本来の意味はまったく違っている。結納品は、健康、長寿、繁栄、幸福、祝賀、多産といった意味を持つ7品または5品が基本。品数は5、7、9、11品とあって、数が多いほど格が高いと言われている。地域によって組み合わせも変わってくるから、結納品の数や組み合わせについてはあらかじめ結納店や会場に相談をしておこう。

結納会場|家族書・親族書、花嫁の自宅が多いがホテル等を利用しても○

結納会場は花嫁の自宅が多いが、ホテルや料亭、レストランなどを利用するケースも増加中。集まった席で結納品を贈り受書をもらい、地方や場合によっては、おみやげ結納(結納返し)を贈るというカタチもある。この場合、会場側に結納である旨を伝えておくとスムーズ。「結納パック」を用意しているところもある。ふたりの実家が離れている場合は、両方の中間点あたりの会場で一席設ければ手間や費用面で合理的だ。

日取りと服装|吉日の午前中がベスト。礼装・略礼装で臨んで

恋愛結婚が主流の今時は、ふたりが結婚の決意をしたら、結納は早くに取り交わした方がいい。両家で相談するのは日時と場所だけで、結納の品は新郎家からのプレゼントだから、花嫁側が口出ししないのがエチケット。おめでたい儀式だから、暦の上での吉日とされる大安や末広がりを意味する「八」の付く日が好まれるけど、最近では、仏滅以外の日で両家の都合の良い日を選ぶケースも多い。祝いごとは明るいうちに済ませる方が良いと言われているから、午前中か遅くても午後3時ごろまでには終了させよう。服装は、礼装、または略礼装と言われ、男性がグレーか黒のスーツ、女性は上品なワンピースかスーツが一般的。和装の場合は振り袖か訪問着、付け下げを。

家族書・親族書|新郎側が交換する場合は新婦側も用意する

結婚式を家でしていた時代に、結婚式に出席する家族や親族の一覧表を書いて相手に渡したのが、「家族書・親族書」のはじまり。新郎側が交換しようとするならば、新婦側も用意が必要。3割程度のカップルが結納式で交換している。書き方は、奉書紙に毛筆でしたためるのが正式なカタチだけど、近頃ではパソコンで作成したものも見られる。

結納返し|一方通行ではなく相互の心の交流が大切

帯料、小袖料(結納金)は、あくまでも新郎からの贈り物なので、金額は両家で話し合うことはしない。無理のない範囲で精一杯の誠意を示すのが、結納本来の意味。結婚する本人達の経済力や親の考え方によって異なり、実際のところ相場はない。「お返しなしで…」という言葉を真に受けておみやげ結納を用意しなかったという花嫁側の失敗例もあるが、お中元でもお歳暮でも、なにかをもらえば気持ち程度でもお返しするのはマナー。結納返しは、贈られた額の1割程度を袴料で返すのが一般的だったけど、最近はお金ではなくスーツや時計といった品物にするケースがある。地方や家により、結納返しの作法はさまざま。相手方に失礼にならないよう、専門店で詳しく相談してみよう。

挙式

wedding永遠の愛を誓う「挙式」。スタイルごとに深い意味が込められているから、しっかり理解した上で選択しよう!

教会式|愛を継続させる勇気、周りの人々も幸せにする

「個人と個人の愛の約束」が「教会式」の結婚観。健やかである時も病める時も、お互いに生涯愛し続けることを誓う。教会式では、愛を継続させる「知恵と努力」、そして、その源である「勇気」を授けてくれる。新約聖書には、結婚は「祝福の源」とある。「ふたりに訪れた幸せは周囲のすべての人も幸福にする」という意味だ。今のふたりが在るのは、多くの人の支えがあったからこそ。教会式では、ふたりを支えてくれた列席者にも神の愛が降り注ぎ、ふたりの結婚が、ゲストも幸福の世界へと導く。こんな意味もあることを知った上で挙式に臨めば、感動も大きくふくらむはず。挙式前のカウンセリングで牧師先生の尊い教えを聞けるところもある。

人前式|大切な人達が証人。ふたりの言葉で愛を誓う

「人前式」でふたりが愛を誓うのは、神やキリストに対してではなく、家族や友人など列席者に対して。ふたりをよく知る人達に誓い、みんなに結婚の証人になってもらうのが特徴だ。「結婚はふたりの人格を尊重し、愛情を基にしたものであるべき」という考えのもと、式は自由な発想で執り行われる。例えば「誓いの言葉」をオリジナルにしたり、披露宴の進行の中に挙式を取り入れたり…。会場側が受け入れてくれさえすればどんな場所でも挙げられるという点も魅力。宗教や形式にとらわれず、ふたりの個性や愛のカタチを自在に表現できることから人気を集めている。ただし、自由にやりすぎて儀式としての「重み」を失わないように注意して。ふたりの愛と責任をみんなに誓う大切なセレモニーにふさわしい内容を考えよう。式の流れを司る司会者を経験豊富なプロに頼めば、挙式の意味を踏まえた上で進行してくれるから安心だ。プロデュース会社に頼めば感動のシーンをもっと盛り上げてくれるはず。

神前式|今の自分は祖先のおかげ相手の家族にも思いやり

「神前式」は、日本人にとって馴染みが深い挙式形式。教会式を参考にした大正天皇が自身のご成婚の時に取り入れたことが始まりと言われている。白無垢を着て三三九度の杯を交わし、玉串を捧げて神に誓うという日本古来の伝統に根付いた形式だ。 結婚観は「家と家との結びつき」。神道で「神」とは、自分をこの世に存在させてくれた「祖先」。自分に生を授けてくれた祖先とのつながりを大切にし、子孫繁栄を願うのもこの考え方から。結婚を神に感謝し、相手を思いやるのと同じくらい家族も大切にすることを誓う。以前は親族のみが列席するのが一般的だったが、最近では、収容人数が許せば友人や知人も列席できる場合があるから相談してみよう。日本の伝統を古くから受け継いできた和装の美しさも魅力。身の引き締まるような凛とした空気の中、男性は凛々しく、女性はしとやかに…誰しもが憧れる瞬間を、最愛の人とともに迎えて!

海外挙式|海を越えての旅行で両家の絆が一層深まる

近年人気が高まっている「海外挙式」。映画の世界で見るような本場の教会で愛を誓うことが、感動をより大きなものにする。海、空、大自然…目に飛び込んでくるすべての光景が、日本とは違う非日常的なシーンを演出してくれる。両親達が同行するケースも多い。海を越えて一緒に旅行をした思い出が、両家の絆を深めてくれるはず。ハネムーンを兼ねれば経済的にもうれしい。手配は、旅行会社やプロデュース会社などで受け付けてくれる。挙式と航空券、ホテル、衣裳、コーディネーターなど、必要なものがセットになったプランがほとんどだから安心だ。国や教会によっては入籍証明書や婚姻受理表が必要なところもある。必要なものはスタッフが事前に教えてくれるけど、不安なことがあれば遠慮なく質問しておこう。

 

披露宴

party披露宴成功のカギは、ふたりのイメージ通りのステージに出会えるかどうか。各会場の特徴をしっかりお勉強。

披露宴は何のために催すか|「これからもよろしくね」そんな気持ちを伝える場

披露宴は、今までお世話になった家族や友人達に「ありがとう」の気持ちを伝え、これからも「ふたりをよろしく」という思いを込めてゲストをおもてなしするための場。さらに言うと、「私たちはこれから、こんな人生を
歩みます」というメッセージを伝える場でもある。会場の雰囲気次第でいろんな伝え方ができるはず。最近では、「おもてなし」を大切にするカップルも多い。高砂を設けず、ゲストと同じ目線に席を設けたり、ゲスト参加型の演出を用意したり、料理や引出物にひと工夫加えたり。ゲストへの感謝の表現方法はさまざま。ふたりらしいスタイルで、おもてなしを考えよう。披露宴のスタイルの一つとして、披露宴を2回開く「二部制」がある。親族と友人とでおもてなしの方法を変えたい場合や、会場の人数は少ないけど大勢招待したい場合にオススメだ。会場を決める時にゲスト層や人数で悩んだら、選択肢のひとつに入れてみて。披露宴会場は、どの会場もさまざまなテーマを持たせるなど、個性的なものばかり。どの会場ならふたりらしくおもてなしできるのか、よく検討しておこう。

ホテル・式場|施設が充実しているから安心してまかせられる

宿泊施設を備えているうえ、交通の便にも優れた会場が多いホテル。遠方からのゲストにも分かりやすく、列席に便利な点がうれしい。もちろん、両親・親族への安心感も大きい。ウェディング専門に作られているのが専門式場。ウェディングに必要な設備がすべて整っているので手配や進行が安心してまかせられる。ホテル・専門式場ともに共通しているのが、充実のホスピタリティ。ゲストに心地良く過ごしてもらえるため
のサービスの充実は何よりうれしい。ふたりの希望にも柔軟に対応してくれる点もポイント。ゲストに喜ばれる余興を進行に取り入れたり、会場をふたりらしくコーディネートしたりと、オリジナル感あふれるパーティーも可能だ。下見の時に、ふたりがどんな披露宴にしたいのか、会場側にきちんと伝えて、対応してもらえるかどうか相談してみよう。ブライダルフェアなどのイベントに参加すれば、魅力をしっかりチェックできる。

レストラン|「おいしい料理」が魅力アットホームな雰囲気に

日ごろから、「多くの人に喜んでもらえる料理を提供する」ことを第一に考えているのがレストラン。だから「おいしい料理でゲストをおもてなししたい」というカップルにはオススメ。お店によってインテリアなどに特徴があるので、お店そのものの雰囲気を楽しめる点も魅力の1つ。ゲストに近い距離でゲストと同じ目線でおもてなしできて、アットホームなムードを作りやすい。ただ、ウェディング専用に造られているわけではない
から、挙式ができるか、控室はあるか、音響や照明の設備は整っているかなど、必要な設備のチェックは下見の時にしっかりと。衣裳や引出物などの手配ができるお店もあるから、スタッフに相談してみよう。

ゲストハウス|「我が家」に招くスタイル。外国映画の世界みたいに

ゲストハウスを舞台にした「ハウスウェディング」は、自宅に友人や知人を招待してふたりの結婚を披露し、おもてなしをする欧米でポピュラーなスタイル。最近では日本でも「ハウスウェディング」向けの会場が続々と誕生。人気の会場も数多い。ふたりの「家」というくつろぎの空間に招待するわけだから、披露宴は自然とアットホームなムードになる。「いらっしゃい」「ようこそ」の気持ちでゲストを温かく迎えることを忘れなけれ
ば、みんなの心が通い合うステキな時間を過ごせるはず。ガーデンやテラスが併設されている会場が多いから、ウェルカムドリンクやデザートビュッフェ、ケーキ入刀など、みんなが楽しめる演出を考えて自由に使ってみよう。最近では、専門式場の中にも「1 日1 組限定」等、ハウスウェディングのように、自由に会場を貸し切りにできるところも多い。ハウスウェディング用に作られた会場もある。専門式場ならではのサポートで、充実の1日が過ごせる点がカップルに人気だ。

ガーデン|青い空と緑に包まれて…オープンエアの開放感

ホテルや式場、レストランなどに備えられた庭を利用するスタイルが「ガーデンウェディング」。春や秋などのベストシーズンには、青い空と緑に包まれた庭で陽光を浴びながら、室内とはひと味違ったオープンエアならではの開放感を感じることができ、参加している人みんなを楽しい気分にさせてくれる。挙式は、緑の上に真っ赤なバージンロードを敷いて。教会式でも人前式でも対応可能。挙式後は、そのままガーデンパーティーをしたり、同じ敷地内にある会場で披露宴を開いたりする。まずは屋内でコース料理を堪能して、パーティーの途中やデザートタイムにガーデンに出て開放感を味わう、という風に一部だけガーデンを
利用する方法もある。心配なのが当日の天候。雨天時の対策は下見時に会場担当者に確認をしておけば、安心して当日に臨める

フリースペース|「徹底的にこだわりたい」カップルにピッタリかも

ギャラリーやホールなどのフリースペースを利用して披露宴を開くというスタイルもある。何もないゼロからの空間だから、ふたりのアイデアを生かしやすい。会場装飾や演出など空間作りは思いのまま。徹底的にこだわりたいというカップルにはもってこいのスタイル。手配や段取りをふたりだけでするのが不安なカップルは、プロデュース会社に相談してみよう。何をすればいいのかを教えてくれたり、手配を引き受けてくれたりするから心強い。

テーマパークや船上…日常を忘れる夢の国へ

「個性派ウェディング」を叶える場所は他にもいっぱい。例えば「テーマパーク」でのウェディングは、現実から離れた夢の国にいるような気分を味わえる。豪華に決めたいなら「船上ウェディング」。潮の香りと風を感じながら贅沢にクルージングを楽しんで。景色が素晴らしい「名勝」での結婚式は、ふたりはもちろんゲストの心も癒してくれる。お互いの趣味に共通している場所や、ふたりの出会いの地を会場として選んでも
素敵。手配などは、ふたりだけだと難しいところもあるので、プロデュース会社を上手に利用するのがオススメ。

二部制|披露宴を2回開いてゲスト層別におもてなし

「二部制」は、例えば親族と友人などゲスト層を分けて披露宴を2回開く形式。親族と友人、それぞれに合わせた演出や料理内容などでおもてなしができる。二回に分けることで、小さな会場でも、ゲストを大勢招待できる点も魅力。会場は一部と二部で同じでもいいし、違うテーマにして変えてみてもいい。二部制にする多くのカップルは、テーマをガラリと変えておもてなしをしているみたい。招待客の雰囲気を考慮して、場所や進行を考えよう。

親族だけの少人数制|両家の仲を一層深める、和やかなお披露目会

親族に対してのお披露目をメインとした、「少人数ウェディング」を催すカップルも増えている。20〜30人くらいで、和やかなひと時が実現する。司会者を入れるかどうか迷うふたりが多いけれど、単なる食事会で終わらせないためにぜひお願いしたい。派手な演出は必要ないが、ケーキカットや親族紹介を司会者の進行に沿ってするだけでもパーティーにメリハリが出る。両家の仲を深める席にしよう

会場選び

wedding-dresses理想的なウェディングを実現するカギは、「会場選び」にあり! ぴったりの会場を見つけるコツを4段階に分けて紹介!

ふたりにふさわしい会場発見の4つのコツ

数ある会場の中から、ふたりに一番ふさわしいステージに出会うためには、コツが必要。4つのコツを頭にしっかり入れてから、会場探しにでかけよう!

会場選びのコツ1|ふたりの思う結婚式のイメージを固める

ふたりでじっくり「コンセプト」を固めることが「会場選び」の第1歩。「コンセプト」というと難しく考えがちだけど、「アットホームにしたい」「おもてなしを重視したい」「華やかにしたい」「本当に大切な人と過ごしたい」等、大切にしたいポイントをまずは上げてみよう。意見の食い違いがないようによく話し合おう。

会場選びのコツ2|ふたりの希望・条件を決めておこう!

コンセプトが決まったら会場の下見だけど、その前に、ふたりが希望している会場の条件を決めておこう。例えば、「交通アクセス」「ゲストの人数」「結婚式をいつするか」等だ。特に「時期・時間帯」は会場見学の際に必ず聞かれる項目。大まかにでも決めておけば、会場の空き状況等と照らし合わせることができ、会場選びがぐっとスムーズに。

会場選びのコツ3|まずは下見へ行こう!スタッフの人柄も見て

下見では、一つの会場だけではなくいくつか回って比較検討してみて。チェックリストを事前に作っておくと後になって便利。巻末の「ウェディングノート」を利用しよう。疑問に思ったこと、ふたりのしたいことなどは遠慮せずに聞くように。その時のスタッフの対応にも注目。一生に一度の大切な日を任せられるか、しっかりチェック!

会場選びのコツ4|項目ごとに条件をそろえ見積もりを出してもらう

ふたりが望む人数や衣裳などを会場に伝えて、見積表を作ってもらおう。見積表の項目や表記は会場ごとに違うケースが多いから、比較検討しやすいように各会場の見積もりの条件をそろえよう。希望に近い会場が見つかったら仮予約をしよう。両家の両親にも必ず確認を。「任せる」と言われても後々気になることが出てくるかもしれないから。

ブライダルフェア|挙式や披露宴を体験。衣裳試着や料理試食も可

模擬挙式や衣裳試着、料理の試食、引出物展示など、会場のさまざまな魅力を体感できるブライダルフェア。挙式や披露宴の進行を体験できたりと、いろんなことを自分の目で確かめられる。会場選びの際は、フェアにぜひ参加しておこう。

プラン|必要がひとまとめで料金設定もリーズナブル

挙式料から衣裳、会場装花まで結婚式に必要なものがひとまとめになった「プラン」を用意する会場も多い。準備の手間が省ける上にリーズナブルな料金設定も魅力。含まれる内容や特典はプランによってさまざま。見積もりをもらう際は、プランにも着目してみよう。

ビューティー&フォト

072キレイな花嫁姿を作るエッセンスは、ドレスだけではない。トータルにこだわった後は、思い出をプロに撮ってもらおう。

特別な1日はトータルにキレイを追求|頭から爪の先まで抜かりなく美を求めて

憧れの衣裳姿をさらに輝かせるヘアメイク、ブーケ、そして、ネイル。さらに、輝く肌を手に入れるエステに、笑顔を美しく見せる歯にまでこだわって、花嫁のトータルビューティーは完成!

衣裳|会場の雰囲気や体型トータルバランスが大切

ドレス選びのポイントは、会場の広さやムードとのバランス。例えば、豪華な会場にコンパクトなドレスだったりすると、少し物足りなさを感じてしまうから。もちろん体型とドレスラインの相性も大切。胸元が体から浮いてないかなど部分ごとにチェックしよう。ドレスの色みと顔映りも確認しておいて。「バックスタイル」を写真に残して、後から自分でチェックすることも大切だ!ドレスショップのスタッフに相談すれば、個性に合わせてアドバイスしてくれる。自分の好みも大切だけど、第3者の意見もしっかり参考にして、理想の一着を手に入れて。和装を着る人も増えている。伝統的な白無垢や色打掛の他、黒引きの振袖が人気。かつら以外に、洋髪のアレンジもOK!

美容|リハーサルメイクをして当日を最高の笑顔で

ヘアメイクはドレスとのバランスが重要。美容師との打ち合わせでは必ず、ドレスの写真を持参しよう。リハーサルメイクをしておくと当日の失敗が防げる。料金は店によって違うけど、1万円程度が一般的。見本者写真は雑誌などの切り抜きを持っていくと、イメージを具体的に伝えやすい。

エステ|挙式日を目標に集中ケア!内面もキレイという効果

ブライダルエステは「結婚式までに美しくなる」という目標に向かって集中ケアを施すエステ。フェイシャルやデコルテ(肩から胸元周辺)、背中といった、衣裳の露出部分を集中的にケアするカップルが多い。施術はリラックスしてできるから、外見だけでなく内面もキレイになれるという効果が期待できる。挙式の3カ月くらい前から通うのが一般的だが、6カ月くらい前からだと肌質が改善され、挙式後もキレイな状態を保てる。個人差があるから、早めにショップを訪れて、自分の肌コンディションを知ろう。うぶ毛の気になる部分をケアするシェービングもおすすめ。カミソリ負けをしてはいけないので、当日の1週間前にはしておこう。

ブーケ|打ち合わせは写真持参でドレスや会場に合わせて

ドレスが決まったらブーケ選び。ドレスとの相性はもちろん、新婦の身長や体型、会場の広さや雰囲気など、全体的なバランスもよく考えて。打ち合わせの時にはドレスや会場の写真、イメージしているブーケデザインのイラストや雑誌の切り抜きなどを持参すると希望が伝えやすい。打ち合わせは2〜3週間くらい前で大丈夫だけど、使いたい花材が手に入りにくい可能性もあるから1カ月前には注文しておいた方が安心だ。

ネイル|指先のキレイはプロのケアで美しく…

指先のケアは、今やブライズビューティーの定番。自分でほどこすこともできるけど、美しい爪を手に入れるためには、プロのケアがやっぱりおすすめ。ドレスやブーケ、そして自分の希望を考慮しながら、ネイリストと一緒にデザインを考えてみよう。爪を伸ばす時期も含め、当日の1カ月前にはケアを開始しておきたい。自爪の他にチップやスカルプチュア、ジェルネイルも人気だ。

ブライダルインナー|美しいドレスラインにはインナーの力が大切

ドレスを美しく着こなすためには、インナーでのベース作りが大切。バストからヒップラインまで自然でキレイなボディラインを叶えてくれる。言うまでもなくドレスとのコーディネートが大切だから、専門のスタッフがいるドレスショップで購入すると安心。種類や素材、下着メーカーによって値段はさまざまだけど、トータルで1万円以上になることが多いようだ。

デンタルエステ|ホワイトニングで笑顔の美しい花嫁に

頭から指先までキレイになったら、最後は「歯」。歯を白くするホワイトニングをはじめとした、デンタルエステと呼ばれるケアが注目を集ている。特殊な薬剤を変色歯に塗布し、レーザー等を照射して歯を漂白するホワイトニングは、今や笑顔の美しい花嫁の常識。料金の目安は個人差があるので、、必ず医院に確認をしておこう。デンタルエステの目的以外にも、新生活を安心して迎えるために、結婚前にはデンタルクリニックへ足を運んでおこう。結婚式前に歯医者へ通うことは、キレイにする他にメリットが大きい。妊娠した場合には受けられるケアが制限されたり、虫歯や歯周病は新生児に伝染することもある。結婚式の前から通院してケアしておけば、未然にトラブルが防げるので安心。

フォト|輝く花嫁姿はプロの手でキレイな写真に残して

美しい花嫁姿が完成したら、思い出は素敵な写真に残ておきたいもの。「とっておき」のショットにするためには、やはりプロにお願いするのがベスト。ウェディングフォトには、「前撮り」と「当日スナップ」がある。平均費用や利点等は左記を参照して。

演出& ギフト

gift料理に会場装飾、BGM、引出物…ゲストの満足度を左右するのは、演出&ギフトと言っても過言ではない。

披露宴を成功に導く演出の数々|スパイスの利いた演出で大成功の披露宴を作って

「ようこそ」「おめでとう」「これからもよろしく」…新郎新婦と招待客が1つの会場に集まって、「集うことの喜び」を分かち合えるのが披露宴。ゲストにもっと喜んでもらうためにも、結婚式の演出は不可欠。より思い出に残り、さらにゲストへのおもてなしを感じさせる内容をふたりで考えてみよう。例えば、キャンドルサービスやケーキ入刀、スピーチなどのショー的要素の強いものから、料理にBGM、引出物、会場コーディネートまで、ウェディングを構成するすべてのアイテムが、披露宴の演出になる。随所にスパイスを利かせて、ゲストをおもてなししよう。そうすることで、披露宴は誰の心にも残る感動の1ページに!

BGM|名シーンを感動的に!メッセンジャーの役割も

披露宴の雰囲気を盛り上げる大切な名脇役「BGM」。新郎新婦の入退場やキャンドルサービス、ケーキ入刀といった目でも十分に楽しめる名シーンをしっかりと盛り上げてくれ、目だけじゃなく耳にも思い出深い
場面として残してくれることが、BGMの役割。喜びや愛、感謝の気持ちなどのメッセージをさり気なくゲストに伝えてくれる効果もあるから、ふたりの思い入れのある曲を使って心の中を表現してみて。BGMは会場におまかせできるけど、自分達で準備するカップルが最近は多い。何曲かを自分達で選んで、残りを「おまかせ」にする方法でもOK。会場で持っている曲は、担当者にお願いすると試聴させてもらえるのでBGM選びの参考にしてみては?ふたりが使いたい曲が必ずしも披露宴の雰囲気にピッタリとは限らないから、会場の担当者や司会者にもアドバイスをもらって。自分達で曲を持ち込む際は、会場側が対応できるメディア(CD等)も確認を

ウェディングアイテム|バリエーションは豊富ふたりらしさを演出して

「ウェディングアイテム」は、結婚式でふたりの代わりに活躍してくれる心強い味方。種類はいろいろあって、結婚式の日程や場所を通知する「招待状」やゲストを席へ案内する「席次表」などのペーパーアイテム類、ふたりの代わりにゲストを出迎える「ウェルカムボード」や「ウェルカムドール」、指輪交換の瞬間までリングを大切に預かってくれる「リングピロー」などなど。デザインバリエーションも豊富で、自分達らしさを手
軽に表現しやすいから、こだわりを持つカップルが多い。手作りしたいという人のために、手作り用のキットなどの商品もあるから、少し手を掛けて、思いっきりオリジナル気分を味わってみては? 不安な人は、プロにオーダーが確実。

会場コーディネート|ふたりらしく飾ってゲストを目で楽しませて

「ふたりらしさ」をゲストの視覚に訴えてくれる演出が「会場コーディネート」。ふたりが決めたテーマをベースにテーブルクロスや装花などをコーディネート。空間だけでなく、ドレスやケーキ、ウェディングアイテ
ムも含めて、結婚式全体で統一感を出してみるのもおもしろい。自分達らしく彩られた会場なら、楽しさも倍増。担当者にふたりのイメージをしっかり伝えてカタチにしてもらおう。

ウェディングケーキ|生ケーキがとっても人気!ゲストに振る舞って

ケーキにもいろんな種類があるけど、代表的なのは「生ケーキ」。見ても食べてもおいしい生ケーキは、生クリームや生チョコクリームと色んなタイプがあって、ハート形や長方形など形も豊富だ。小さなシュークリームを積み重ねて作る「クロカンブッシュ」もある。打ち合わせの時までに、ケーキのデザインや希望の予算、おおよそのゲスト数などを決めておいて。言葉であれこれ説明するより、雑誌の切り抜きや写真、イラストなどを持っていくとイメージが伝わりやすい。会場の広さや雰囲気も考慮しながら、インパクトのあるデザインを考えてみよう。

料理|ゲストの一番の楽しみ!納得の味で期待に応えて

婚礼料理はゲストにとって披露宴の大きな楽しみの一つ。料理の良しあしが披露宴の印象を決定づけると言ってもいい。だからおもてなしをする側としては、味や内容にこだわってその期待に応えたいところ。ブライダルフェアなどで味や盛り付けを事前にしっかりチェックして。 会場によっては、ふたりの思い出や出身地にちなんだ料理に対応してくれることもある。シェフが直接ふたりと打ち合わせをして、オリジナルメニューを作ってくれる会場もあるから、ぜひ相談してみよう。食事については、アレルギーのあるゲストもいる。事前にヒアリングの上、内容を見なおしたり、特別メニューを用意してもらう等、配慮を忘れないように。

ギフト|お返しの気持ちを目に見えるカタチで

「引出物」は、ふたりを祝福するために集まってくれたゲストへの感謝と、いただいたお祝いへのお返しの気持ちを、目に見えるカタチで伝えてくれるもの。結婚式の記念としてずっと残るものだから、ゲストが喜んでくれる品を贈りたい。引出物は、記念品と引菓子を中心に3〜7品。地域によってバラツキがある。料金は、1人あたり5、000円〜1万円くらいが相場。会場以外で準備しようと思ったら、持ち込み料が発生
する場合もある。持ち込み料は1個につき300円〜500円くらい。食器類やカタログギフトが根強い人気を誇っている。

両親への感謝

bride代表的な「花嫁の手紙」から、「独身最後の小旅行」まで、今まで育ててくれた両親へ感謝を伝えるアイデア満載。

花嫁の手紙|ちょっぴり恥ずかしいがいい思い出にきっとなる花嫁の手紙

「花嫁の手紙」を敬遠する人がいるけど、この節目で伝えておかないと言いそびれてしまうこともあるかも。「人前で…」と照れる気持ちもあるけれど、手紙を読み上げるシーンは、披露宴の中で最も感動を誘うシーンと言ってもいい。上手い文章を書けなくても大丈夫。今思っていることをありのままに書きつづれていれば、両親に気持ちはしっかり伝わるから。左に紹介するポイントを押さえておけば、「何を書いたらいい
か分からない」なんて迷わずにすむはず。大切なのは手紙に込めた思いだ。

感謝の演出|花束とともに渡す感謝を伝えるアイテム

披露宴の最後に、両親へ花束を渡す演出が定番だけど、花と一緒にふたりならではの感謝を伝えるプレゼントを用意しよう。自分達が生まれた時の体重のぬいぐるみ「体重ドール」や両親のために作った手作り
アイテム等、カップルによって渡すものはさまざまだ。

新郎謝辞|新郎からゲストへ向けて当日の感謝を述べよう

結婚式の締めくくりには、新郎から謝辞を述べることが一般的。ゲストへの感謝を述べ、これから始まる新生活への決意を宣言しよう。ここで大切なポイントは、一言ひと言はっきりと語ること。早口だと聞き取りづらいし、ぼそぼそとしゃべっては言葉が伝わらない。確実に緊張するシーンだけど、ゆっくりと発声すれば大丈夫。びしっと決めて、最高の1日を清々しく締めくくろう。

感謝の小旅行|独身最後の親孝行に近場の温泉で1泊2日

結婚式の前に、独身最後の思い出として家族と旅行をしてみてはどうだろう。今までお世話になった感謝の気持ちを伝える場にもなるはず。嫁いだら家族と離れて暮らすケースが多い花嫁は、ぜひ取り入れたいプランだ。旅行中に、両親と幼いころの話に花を咲かせたり、一緒の時間を過ごしたりすることで、家族の絆はいっそう深いものに。両親にとっても感慨深い旅行になるだろう。ステキな思い出を作って、ふたりも家族も結婚式をもっと楽しみに迎えよう。

謝 礼&ブライダルチェック

お世話になった人達にお礼をする方法や、結婚前の健康状態のチェック。どれも大切なことばかり!

車代・心付け・謝礼|ふたりの感謝の気持ちをお金に代えて渡す

遠方から集まってくれるゲストや当日お世話になるスタッフに、ふたりから気持ちを込めて渡す「車代・心付け・謝礼」。いくらくらい包めばいいのかは、多くのカップルが分からなかったりするもの。だいたいの相場をまとめておくから、参考にして、お礼の気持ちをスムーズにカタチにして。
「車代」とは単純にいうと「ゲストの交通費」のこと。当日ふたりのために集まってくれるワケだから、できれば全額負担したいところ。ただ、遠方に住んでいるゲストで交通費が往復2万円を超える場合は半額程度でもOK。あまりに高額の車代を包んでしまうと逆に気を使わせることになりかねない。交通費が数百円程度ですむ近距離のゲストには現金ではなくタクシーチケットを渡しても良い。
心付け・謝礼は会場スタッフやカメラマン等、当日裏方としてお世話になる人達に渡すお金が「心付け」。スピーチや余興等、ふたりが個人的に何か頼み事をした人達に渡すお金が「謝礼」。どちらも「今日はど
うぞよろしくお願いします」という気持ちを込めて渡すもので、金額はお世話になる度合いによって変動する。

ブライダルチェック|安心して新生活を迎える、女性のための健康診断

子供を産みたくなったら産婦人科へ足を運ぶ、と思っている花嫁は多いのでは?産婦人科は、思春期から更年期に至るまでの女性のあらゆる悩みに答えてくれる場所で、生理痛や月経異常といったことにも対応してもらえる。女性のための健康診断も実施しているから、新婚生活を安心して迎えるためにも結婚前には産婦人科へぜひ訪れておきたい。基本的な血液検査から子宮や卵巣に異常がないかを調べる検査等を総称して、「ブライダルチェック」と呼んでいる。結婚してからの妊娠や分娩の障害となる婦人科的疾患がないか等を診ておくという目的もあるから、必ず受診しておきたい。

二次会

party特別な1日のフィナーレとなるパーティー。単なる飲み会にしないために、強弱をつけたひと時を楽しみたい。

特別な1日の締めくくり|締めるところは締める、メリハリのある進行に

「二次会」は「第二の披露宴」と呼んでもいいくらい重要な役割を持つパーティー。披露宴に招けなかった人も招待して、改めて結婚報告をする場という意味も持っている。レストランや居酒屋などのカジュアルな雰囲気の会場で、友人などを中心に気軽に楽しむという形式張らないスタイルが一般的だけど、「ゲストに感謝を伝える」「招待客へおもてなしをする」という目的は披露宴と同じ。ふたりが決めたテーマに沿って
全員が楽しめれば、自然と成功へとつながるはず。成功のコツは下記を参照。二次会での服装は新郎はスーツ。チーフやネクタイ・アクセサリーで個性を演出して。彼女はドレスやワンピース。ドレスであれば、会場の大きさに合わせて、披露宴と同じドレスでも良いし、二次会でしか着られないミニ丈のドレスなども人気。二次会の開始時間は、披露宴の終了時間から2時間後(移動時間を除く)程度で設定しておこう。少し長いように感じるけれど、披露宴の終了時間はしばしば延びるし、片付けや会場スタッフへのお礼等をしているうちにあっという間に時間は過ぎていく。

成功のコツ|幹事との役割分担がカギ!会場探しは自分達で

準備をスムーズに進めるコツは「ふたりがする」「ふたりと幹事とでする」「幹事にまかせる」という役割分担を明確にすること。分担の方法は左上の図を参考にしてみて。スタートはまず、幹事をはじめ、ふたりをサポートしてくれるスタッフの人選から始めよう。司会や受付など、新郎新婦双方の側から人選できればベストだ。次に、どんな二次会にしたいのか幹事に伝える。ゲスト層や人数が決まったら、幹事と一緒に自分達も会場探しを。会場が決まったら全体の予算を決めてゲスト1人当たりの会費を設定。後は、幹事に必要な経費を渡してある程度おまかせを。当日は、あるグループにしか分からないような演出(いわゆる内輪ウケ)は避けた方が無難。

ハネムーン

honeymoonふたりがさらに絆を深める旅。思い出深い時間にするために、準備やプランニングは万全にしておきたい。

段取り完璧で最高の思い出|5カ月前には準備を開始!「旅の目的」を話し合って

式の5カ月くらい前にはハネムーンの準備を始めよう。まず最初に目的を話し合ってみて。「旅先でのんびりしたい」「1つでも多くの観光をしたい」など。次に、時期を考えよう。行き先のベストシーズンに訪れるのが理想だけど、お互いの仕事の都合に必ずしも合うかどうかわからないし、出発日によって料金が高くなったり低くなったりするのが旅行の常だから予算の都合も考えないといけないし。旅費だけでなく、現地で使うお金やお土産代も含めてハネムーンに必要な見積りを出しておこう。遅くても結婚式の3カ月前には行き先や時期を決めて予約しておこう。

3つの注意点|「安心」を優先させる3つの約束事

1.「お金の準備」

海外の場合、トラベラーズチェックや現地通貨を事前に用意しておくと安心。現金、トラベラーズチェック、カードと3種類持っておくといいけど、現金は必要最低限にし、たくさん持ち歩かないようにしておくと安心。

2.「時差解消期間を考慮」

海外旅行の場合、時差ボケ解消期間を考えておきたいから、休暇を目いっぱい使うプランは避けるのがベスト。長旅の疲れをとる時間も考慮しておこう。

3.「お礼を忘れずに」

旅から戻ったら、お世話になった人には素早くお礼を。気持ちが通じる。

お土産リストを作ってケンカを防いで

「誰にどのくらいの金額のお土産を買おうか?」と現地で悩んでしまっては、せっかくのハネムーンの時間がもったいない。迷ってケンカになってしまうカップルもいるとか。そうならないために、出発する前に「お土産リスト」を作っておいて。現地での買い忘れを防げるし、スムーズに品物を決められるから必ず重宝するはず。リストには、お土産を渡す人の名前、もらったご祝儀の金額、だいたいの予算を書いてまとめておくといい。

何かと便利なプラン|フリーに近い種類も豊富

「パッケージプラン」とは、スケジュールがある程度決まっていて、ホテルや航空券などがひとまとめになった旅行のこと。魅力はなんといっても料金が割安になっているところと、現地の地理に自信が無くても十分に旅行を満喫できるところ。手配にあまり時間をかけられないふたりや、海外旅行が初めてでダンドリがよく分からないというふたりにとっては頼れる存在。最近では、自由時間がたっぷり組み込まれているプラ
ンもあって、パックとフリープランのいいところを併せ持ったツアーが豊富。

新生活

ハネムーンが終われば、新生活がスタート。快適ライフを満喫できるように、準備は抜かりなくやっておこう!

新居選び|「将来」を話し合って新居スタイルを決める

「新居」を決めることが、新生活準備の第一歩。だけどその前にまず、結婚した後のライフスタイルをふたりでしっかりと話し合っておくことが大事。将来設計が定まれば、住居スタイルが自然と見えてくるから。例えば、転勤が多い仕事に就いている人や将来は家族と同居するという人は「賃貸」がいいとか、生活の基盤を早く確保したい人や子供部屋は2つ欲しいなど間取りにこだわる人は「一戸建て」や「分譲マンション」を購入する方がいいとか。賃貸の場合、新物件情報は約2カ月ほど前に不動産屋へ入ってくる。そのため、あまりにも早く動きすぎないほうが良い。新居探しは一緒に住み始める予定の約3カ月くらい前から始めるのがちょうどいい。1カ月前には物件を決定して引っ越しを済ませ、結婚式後すぐにでも快適な新生活を送れるように、生活に必要な物を買いそろえておきたい。

希望の優先順位を固めて物件を探していこう

物件を探し始める前に住宅情報誌やネットで情報を集めておこう。気に入った物件がいくつか見つかったら不動産会社を訪問。不動産会社とは住居を決めてからも付き合っていく関係だから、安心してお任せできる会社を吟味したい。いろいろ話をしてみて、親身になってくれるかどうか見極めて。「職場へのアクセスがいい」「家賃や支払いがお手ごろ」「駅から近い」…など、まずはふたりの希望を紙に書いてピックアップしてみよう。いくつか希望を挙げたら、「これだけは譲れない」条件と「これは我慢できる」事に分けて優先順位をつけて。ふたりが望む条件をすべて満たしてくれる物件が見つかればベストだけど、実際には難しい。優先順位をはっきりさせておけば、物件も選びやすくなる。「生活環境が大切」と思っているカップルは、希望の物件の周辺に何度か足を運んで、住環境を自分の目で確かめて見るのがオススメ。平日と休日、朝と夜など、状況を変えて訪れてみて。

引っ越し|大切な荷物はプロに依頼!料金はしっかり見積もりを

新居が決まったら、次は引越し。自分達で新居へ運び込む人も多いけれど、ふたり分となるとかなりの荷物量になる上に、荷物の中には一生ものの家具も含まれていることもある。そう考えると自分達で運ぶよりプロの業者に依頼する方が無難だ。「保険制度がしっかりしている」「料金内容が明確」「営業マンが良心的」「見積もりを書面に記してくれる」などが、良い業者を見極めるポイント。見積もりは、数社に出して比較検討をするといい。支払いは、引っ越し当日にする場合や振込のことが多い。新居への引っ越しは「お祝いごと」だから、業者さん1人につき気持ち程度のご祝儀は用意しておきたい。ビューティー&フォトキレイな花嫁姿を作るエッセンスは、ドレスだけではない。トータルにこだわった後は、思い出をプロに撮ってもらおう。頭から爪の先まで抜かりなく美を求めて

新生活準備|まずは必要最低限の物を今しか買えない物も

新生活を始める上でそろえなければいけないアイテムはいっぱいある。家具や寝具に電化製品、台所用品や玄関回り、トイレ回り…などなど、数え上げればきりがない。でも、考えつくものすべてをいっぺんに買いそろえようかと思ったら、時間もお金もかかって大変。新居にもともと取り付けられている収納設備がどのくらいあるかによって、中には今すぐ買わなくてもいいものもある。さらに、どちらかが一人暮らしをしていたら持っている品で間に合う場合もある。ただ、買える時に買っておかないと、まとまったお金が準備しづらいこともある。この機会にそろえておかないと新生活のスタートで苦労してしまうことも…。両親にも相談しながら、アドバイスをもらって。

家具・家電|家具や家電製品などは将来を見据えて賢く選ぶ

「最初の住居の雰囲気にとらわれないで、先を見据えてそろえる」ということが、家具選びのひとつのコツ。将来、家族が増えたり転居したりと、ふたりの生活環境が変わる可能性は十分ある。現在のことだけでなく、未来の自分達の姿を想像しながら購入するように心がけて。カップルだけで家具を選びに行くと、ふたりの作りたい空間や部屋の雰囲気に似合うかどうかという視点からデザインを重視してセレクトする傾向が強い。できれば、両親と一緒にお店へ行ってみよう。「ふたりで考えたら必要ないと思っていた家具を両親に説得されて渋々購入。ところが、その家具がとても役立って…両親と一緒に行って良かった」と喜んでいるカップルもいるから。両親の意見はやっぱり重要だ。毎日使うアイテムだから、機能性や質にもこだわって選びたい。家電製品も長い将来を頭に入れて選んで。最新機能が付いて価格が少し高めだから購入時に迷ったけど、使い心地が良く電気代も安くてトータルで考えるとお得だったという話や、1人暮らしをしていた時の冷蔵庫を節約のつもりで使っているけど、ふたり分の収納はちょっと…なんてケースも少なく
ない。

寝具|良質な眠りは円満の秘訣!寝具にもこだわりたい

快適な眠りが得られなければ、健康的な毎日は送れない。なぜなら、「睡眠」は人間生活の約3分の1を占めているのだから。それだけ睡眠は人間にとって大切。とは言っても、一日に8時間の睡眠をとるということは、現代生活の中ではなかなか難しい。だからこそ、短い睡眠時間でも質の高い眠りを与えてくれるような寝具をセレクトしよう。寝具は、一度買いそろえたらそう何度も買い換えたりはしないアイテム。もしかしたら一生を通して使うかもしれないものだから、新生活のスタートという機会に、「良質の眠り」を約束してくれる布団を妥協せずに選んで。上手な布団の選び方は、まず、ふたりがベッドで寝るかどうか決めること。次に、ひとつの布団で寝るか別々に寝るかどうかを話し合って、布団のサイズを決める。そして、掛布団と敷布団、枕、カバーリングをそろえる。一年を通して考えて、毛布やタオルケットも買いそろえておくと便利だ。加えて、来客用の布団も一緒に購入しておこう。快眠を約束してくれる「科学された」布団もあるから試してみる価値あり。人気はやっぱり、軽くて温かい「羽毛布団」!

新生活スタート

夢だったふたりの生活がいよいよスタート。でも、楽しいことばかりではない。面倒な手続きや将来の保険もお忘れなく…。

手続きや保険|面倒がると損することも!忘れずに素早く手続きを

結婚に伴う、役所や会社などへの届け出や手続き。これらの提出書類は婚姻届に転出届、転入届などいろいろあって、よくよく調べて見ると、中には知らなければ損をしてしまう手続きもある。例えば、退職する前の1年間、雇用保険に6カ月以上加入していて、再就職の意志がある人を対象に保険金が支払われる「失業保険」。そして、妊娠や出産で会社を休み給料をもらえなかった場合、会社を通じて健康保険へ申請すると一定のお金が支払われる「出産手当金」制度など。提出書類は、手続きをする時期や届け出先がそれぞれ異なるからよく確認して進めよう。「書類が多くて面倒だから」「初めてだからよく分からない…」などと悩んでいるカップルもしっかり勉強して、1つずつ済ませていって。

ふたりの生命保険をしっかり見直すいい機会

新婚早々から考えたくはないけれど、相手に万が一のことがあった時に頼りになるのが生命保険。大切なことはよくチェックすること。結婚前に、自分がどういう種類のどれくらいの保障金額の保険に加入してい
るか知っている人は少ないという。まず、今入っている保険の内容を調べてみて。そして、自分たちのライフプランにあった保障内容を話し合おう。保険に詳しいファイナンシャルプランナーに相談すれば、ふたりに適したプランを提案してくれる。毎月の保険料が安くなることもある。正しい知識を持って無駄を防ぎ、賢くやりくりしよう。

結婚通知|「結婚しましたハガキ」は式終了後1カ月以内に

結婚式終了後1カ月以内には、お世話になった人や身近な人へ「結婚通知」送ろう。ほとんどのカップルはハガキを利用している。内容は、結婚式当日のベストショットとともに、挙式日や新居の住所と「これからもよろしくお願いします」といったメッセージを添えて構成するケースが多い。プロにお願いする場合は、印刷に2週間くらいかかるから、結婚式後すぐに準備を始めて。最近では、パソコンを使って、作成から印刷まで自分達でするカップルも多い。結婚式に招待できなかった人からお祝いをもらった場合は、1カ月以内にお返し(内祝い)を。いただいた金額の半額くらいを目安に内容を決めて。


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